籠のはなし

バックナンバー>2006>2月「青竹のはなしvol.2」
こちらのページでは籠に関する小話を載せて行き、籠に関心のある方もなかった方も籠の魅力に触れて頂けるような情報を提供していければと思っております。

前回に引き続き、お茶の世界で用いる青竹をご紹介致します。
『青竹のはなし』その2

 この青竹の旧正月に相応しい作品は、神奈川在住の辻村一朗氏の作品です。
名工・飯塚琅かん斎作『まがき』を青竹(矢竹)にて、再現した作品ではありますが、コピーに留まらず、永く青竹に親しんでいた辻村氏ならではの真髄を発揮し、清々しく力強い辻村氏の作品と仕上がっています。
 この籠の見所である青竹の手の部分が、映えるようにと紅白の椿を生けてみましたが・・・
つたない花を楽しく活けさせて頂いた辻村氏に感謝します。

 昨年の11月に、辻村さんから『琅かん斎が青竹で籠を制作していたのではないか。』という話しを伺いました。確かに、琅かん斎自身が、茶席の籠について※『正月などは青いずんどう切りを用いたり、青籠などが主として喜ばれる』と書いていますが、当然の事、青々とした色の作品が現存している訳では有りませんので、まさか青竹を使っていた事を全く考えもしないでおりました。
 たぶん、今までそれに気付いた人は、数少ない事でしょう。さすがは、長年琅かん斎について研究し、また、普段から身近に素材に触れる作家活動をしている辻村氏の視点です。
 琅かん斎展図録(1989年栃木県立美術館発刊)に掲載されている『まがき』が、矢竹の青竹で制作された後に染色されたという訳ではありませんが、辻村氏のこの青竹の作品が、この後どのようになっていくか、また このサイトに発表させて頂ければと思います。
ちょっと気が早く鬼がお腹を抱えて笑い転げるかもしれませんが・・・
また、来年のお正月頃、再び清々しい青竹籠を披露して下さる辻村さんにどうぞご期待下さい。

※『搭載』15巻5号の飯塚琅かん斎「竹とその藝術」より抜粋
青竹「まがき」

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1月: 青竹のはなし vol.1
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